本革製品を手がけるUNROOF、人と山をつなぐヤマップと

狩猟後に廃棄されていた鹿革を利活用した商品を共同開発

ジョッゴ株式会社が運営する

発達・精神障がいを持った革職人が革製品を開発、生産受託する事業UNROOF(アンルーフ)は、

人と山をつなぐ事業を手がける株式会社ヤマップと共同で、

日本の森林や農林業に大きな被害を及ぼし獣害指定された鹿を狩猟後に廃棄せず利活用する取り組みの一環として、

鹿革L字ウォレットと鹿革スマホポーチを開発し、10月19日からYAMAP STORE内で販売しています。

▼販売ページ
https://store.yamap.com/articles/megurushika-2nd-leather-items

 

共同企画の背景 

今回ヤマップと共同開発を行なった鹿革を使用したL字ウォレットとスマホポーチは、

ヤマップの「めぐるしか」の取り組みの一つとなります。

山の生態系を変化させ、田畑を荒らす増えすぎた鹿は、日本で年間約60万頭も駆除されています。

また、そのほとんどは肉や皮が活用されず廃棄されています。

「めぐるしか」は、可能な限り鹿を廃棄せずに利活用し、山の恵みとともに山を想う人々の心もめぐっていく循環を目指して始まりました。 
UNROOFは「めぐるしか」の鹿革に新しい価値を生み出す取り組みに共感し、

パートナーとして鹿革を活用した革製品の共同企画と生産に取り組むことにいたしました。

ジョッゴとヤマップはウォレットとスマホケースの両製品の販売を通じ、

一人でも多くの方へ山で起きている問題に意識を向けてもらうきっかけを作りたいと考えています。 

■「YAMAP」とは?

電波が届かない山の中でも、

スマートフォンのGPSで現在地と登山ルートがわかる、登山を楽しく安全にするアプリ。

山行の軌跡や写真を活動記録として残したり、山の情報収集に活用したり、

全国の登山好きと交流したりすることもできる、日本最大の登山・アウトドアプラットフォームです。

2021年9月に累計270万ダウンロードを突破。 
https://yamap.com/ 

 

UNROOFとは?

  UNROOFでは発達・精神障がいをもった革職人が、

他社との革製品の共同開発および受託生産、

また素材から生産工程までMade in Japanにこだわった独自ブランドの商品企画、生産をしています。

障がいの有無に関わらず、

一人ひとり違うからこそ固定概念を持たずにフラットな関係構築ができる、

多様性が実現できる社会づくりを目指しています。

また、UNROOFは物が溢れる現代社会において、

一つひとつの素材を大切にしたいという想いから、

独自ブランドの商品においては受注生産を行い、無駄な在庫を持たない運営をしています。

さらに、UNROOFの商品で使用する革は、

日本で食用に飼育され食用後に余った牛皮を原材料にし、

なるべく長く愛用してもらえるよう職人が一つひとつ縫製を行い、耐久性を高める商品作りをしています。

鹿革L字ウォレット 
カラー:1色(本体:キャメル、ファスナー:シルバー) 
価格:7,920円(税込) 
 
鹿革スマホポーチ 
カラー:2色(ブラック、キャメル) 
価格:9,790円(税込) 

 

▼販売ページ

 

 

株式会社ヤマップ 
https://corporate.yamap.co.jp/ 
 
ジョッゴ株式会社 

 

TEXT BY YUKI FUJISAKI