「いいシューズ」って何だろう?

 

そう問い続けてきた〈エコー〉の60年。

イノベーションも、サステナビリティも、この問いからスタートしました。

最高の履き心地を目指すうちに、気がつけば自社工場を持ち、レザー工場でアッパーレザーまで製作する、世界でも稀有なシューメーカーになっていた。自分たちで全部やる、このシステムは面倒なことが多いけれど、メリットもたくさん。自分たちでコントロールできるから、技術革新も、環境への配慮も、責任を持って行えるのです。

TIMELINE 〈エコー〉の今までとこれから

1963

初代商品は、働く女性のための「足が痛くなりにくい」パンプス「VENUS」。

 

1978

コンフォートシューズ「JOKE」を発売。世界での認知度がここから高まる。

 

1981

ロングセラーSOFTシリーズのさきがけ「SOFT」を発売、大ヒット。

 

1996

ゴルフシューズがスタート。昔も今も、〈エコー〉従業員にはゴルフを愛する人が多い。

 

2009

約2,500名のアスリートの足を研究して生まれた「BIOM」シリーズを発表。

 

2017

GORE-TEX SURROUND®フットウェアをGORE社と共同開発。オランダ・ドンゲンのECCOレザー社がエネルギー100%自給自足を実現。

 

2020

環境についての10か年計画を発表。

 

2023

祝!60周年

 

2024

デンマーク本社をエネルギーニュートラルに。

 

2026

廃棄物全体量の90%回収を目指す。

 

2028

グループ全体でのエネルギーニュートラルが目標。

 

2030

水の排出量ゼロへ/化学物質のバイオベース化/リサイクルまたは再生可能物質のみへ置き換え。

1963年

1978年

1981年

1996年

2009年

INNOVATION

目指すのはいつも、唯一無二の履き心地 

〈エコー〉を語るうえで外せない3つのテクノロジー

 LAST

[人間工学に基づく木型(ラスト)]

 

<エコー>がシューズのためにつくる木型(ラスト)は、すべて解剖学的に設計された<アナトミカルラスト>です。足の微妙な凸凹もくまなく再現。履いたときのフィット感のよさを目指すゆえの設計です。

 FLUIDFORM™

[木型のよさを忠実に反映するソール製法]

 

〈アナトミカルラスト〉の立体感をそのままソールに再現する〈エコー〉ならではのテクノロジーがFLUIDFORM™(フルイドフォルム)。ソールの素材を液状(FLUID)で流し込むことにより、足裏のカーブに絶妙にフィット。オーダーメイドのような履き心地を実感できます。

 PREMIUM LEATHER

[実は革の会社でもある?!自社製造のレザー]

 

〈エコー〉が世界有数のレザーメーカーでもあることは、意外に知られていません。足あたりの最もよい素材を追求した結果、4つのタナリー(革なめし工場)を持ち、自社製品のみならず、世界の有名メゾンへ供給するほどに。「プレミアムレザー」は、今や〈エコー〉の代名詞でもあります。

SUSTAINABILITY

環境へのコミットメントが、「靴づくりの未来」を新しくする

[環境への負荷を減らす]

 

●世界に4拠点ある〈エコー〉のタナリー(革なめし工場)には、それぞれ廃水処理施設が設置されています。独立機関であるレザー・ワーキング・グループ(LWG)の約250項目にわたる厳しい審査をクリアし、4つのタナリーすべてが、最も高い基準であるゴールドレート&シルバーレートを獲得しています。

 

●エネルギーや水、廃棄物の分野で改善に取り組んでいるグループや企業に、参画・投資を行っています。

 

●2019年、ECCOレザーは水を使わないレザー製造の第一歩として、〈DriTan™〉テクノロジーを開発・導入しました。この技術により、年間2,500万リットルもの節水が可能となり、さらには埋め立て処理される廃棄物を600トン削減しています。

[カーボンニュートラル]

 

●2021年、オランダにあるECCOレザーは、グループ企業内初の100%カーボンニュートラル施設に。近い将来、他の拠点も同様に生まれ変わる計画です。

 

●〈エコー〉のすべての製靴工場では、廃棄物の73%を回収・リサイクルし、埋め立て処理を削減しました。

16,500円(税込)

[再生可能エネルギー&アップサイクル]

 

●〈エコー〉の世界に広がる生産拠点の一部では、すでに太陽光や自家製バイオガス、バイオディーゼルなどの再生可能エネルギーを利用しています。 

 

●2019年、ECCOレザーは中国・アモイに、太陽光パネルを完全装備した新しい裁断工場を設立。100%エネルギーを自給できる施設です。

 

●リサイクルだけでなく、アップサイクルにも積極的に取り組んでいます。例えばその名も「UPCYCLED」。〈エコー〉のイノベーションラボで開発されたレザーサンプルや、ラグジュアリーブランドのためにつくられたプレミアムレザーを再利用し、使いやすいトートバッグを製作。今や〈エコー〉の人気アイテムとなっています。